01「初心者マーク」「若葉マーク」って付けなくてはいけないの??
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「格好わるいから初心者マークは付けないで乗っちゃおう!」
「初心者マークを付けると意地悪な車に嫌がらせされるかもしれないから付けないでおこう!」
そんなふうに考えている方。対象者が初心者マークを付けないで車を運転すると、罰則が課せられるのをご存知でしたか?
まずは、初心者マークがどんなものかについて概要をご説明します。
一般的に「初心者マーク」「若葉マーク」などと呼ばれることが多いですが、正式な名称は「初心運転者標識」といいます。この標識を付けなければいけないとされている対象者は、<自動車免許を習得して通算して1年に達しない人(当該免許の効力が停止されていた期間を除く)>です。これは、道路交通法第71条の5第1項できちんと定められています。
そして、この初心運転者標識を付ける対象であるにも関わらず、付けないで車の運転をしてしまうと、罰則が課せられます。罰則の内容は<反則金:4,000円/処分点数:1点>。
事故を起こしてしまった場合、もしくは事故にあった場合にお互いの過失割合が増えるといったデメリットはありませんので、必ず付けるようにしましょう。
また初心運転者標識を付ける位置についても、<車体の前面と後面の両方に、地上0.4メートル以上1.2メートル以下の見やすい位置に付ける>という内容が定められています。
いかがでしょう?法律でここまで細かく定められていることを皆さんご存知でしたか?もし知らなかったという方は、ぜひ覚えておいてください。初心者マークは運転初心者とその周りの車の安全を守る大事な標識ですし、罰金や減点も避けたいものですよね。
また、周囲の運転者についても決まりがあります。初心運転者標識を付けた車の周囲の運転者は、その車を保護する義務があり、もしこの標識を付けた車に幅寄せや割り込みを行うと、この行為についても罰則が課せられるのです。内容は<反則金:6,000円、処分点数:1点>。普段心当たりのある人は、くれぐれも気を付けてくださいね!
初心者マークは教習所を卒業するときにプレゼントされることが多いですが、もちろん自分で購入することもできます。運転免許試験場内の売店で販売しているほか、ホームセンターやカー用品店などでも取り扱いがあるのでぜひチェックしてみましょう。
ちなみに、対象者以外が初心者マークを付けてはいけないと決められているわけではないので、1年以上経った後にまだ付けていても、法律的には問題ありません。
「まだ自分の運転に自信がない…」という人は、しばらく付けたままでも良いかもしれませんが、何らかの機会に警察官からチェックされた際に口頭で指導を受けることはありえますので、1年を過ぎたらできるだけ初心者マークは外すようにしましょう。
文:油井 恵里香
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