07エコカー(低公害車)って何?
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近年よく耳にするエコカー。環境問題が騒がれるいま、注目は年々高まってきています。ここでは、そんなエコカーについての情報をまとめてみました!
そもそもエコカーってどんな車?エコカーというのは環境に対する負担が軽い車の総称で、環境対応車とも呼ばれています。 ガソリンを極力消費しない車や電気や水素、バイオマスといったエコロジーなエネルギーを燃料として採用していることが特徴です。 エコカー減税と呼ばれる税制の優遇対象となっており、電気自動車、プラグインハイブリット車、天然ガス車、グリーンディーゼル車が該当。 その他にもグリーン化特例・環境性能割といった購入する車の性能によって免税される措置も取られています。 業界全体で徐々にエコカーへの切り替えが進んでいますが、充電や燃料補給のスタンドがまだまだ少ないものがあり、今後の設備の充実化に期待が集まっています。
エコカーは大きく3つに分類できるエコカーにはさまざまな種類がありますが、大きく3つに分けられます。
- ①従来のエンジンを動力源にしない車
- ②モーターとエンジンを組み合わせた車
- ③従来のエンジンで環境性能を大きく改善した車
たとえば①には燃料電池車や電気自動車があります。②で代表的なのは、メジャーになりつつあるハイブリッド車。③はそれ以外ということになるでしょう。近年は、各社が独自技術を駆使して燃費性能を格段に上げた車を多数登場させています。
また、エコカーは二酸化炭素の排出量はもちろん温室効果ガスの排出を抑えることもでき、その排出量によって分けられることもあります。温室効果ガスを全く排出しない「無公害車」、温室効果ガスを従来の車より大幅に削減した「低公害車」の2つの分類です。
ハイブリッド車の人気と知名度が圧倒的!世界的に見ればエコカーの主流はまだ定まっておらず、完全な普及にも至っていませんが、日本やアメリカでは段々とハイブリッド車がスタンダード化してきています。ハイブリッド車は種類の異なる複数の動力源とエネルギー源を持っている車で、「パラレル方式」や「シリーズ方式」などに分類ができます。いま最も知名度が高いのはトヨタの「プリウス」。誰もが聞いたことのある車ですよね。
「次世代環境車」って?エコカーのうち、上記の①で挙げた 従来のエンジンを動力源にしない車を、「次世代環境車」と呼びます。燃料自動車や電気自動車のことですね。ガソリンなどの燃料を一切使わず、排出ガスも出しません。まさに“究極のエコカー”と言えるのではないでしょうか?
価格の高さやインフラ整備の遅れなどから 本格的な普及にはまだ少しかかりそうですが、未来での活躍が大いに期待されるエコカーであることに間違いはないようです。
文:油井 恵里香
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