08オートキャンプ場と普通のキャンプ場の違いって?
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アウトドアが人気となり、最近よく聞くようになった「オートキャンプ」という言葉。
普通のキャンプとどのような違いがあり、どちらを選ぶのがよいのでしょうか?
オートキャンプとは自動車を使用したキャンプ全般のことを指します。本来はキャンプ用品を積んだ自動車で全国各地を転々とし、テントで寝泊まりしながら旅行を楽しむレジャースタイルを意味する言葉でしたが、意味が広義なものとなり現在の意味が定着しつつあります。
テント近くに車を用いて荷物を運べるので輸送がラクなほか、雨などの天候不良や急な撤収も容易なため気楽に出かけられるメリットがあります。
実は和製英語で海外の方には通じないので注意しましょう。ここでは、オートキャンプ場と普通のキャンプ場の違いに着目しながら、それぞれの特徴についてまとめてみました。
オートキャンプ場オートキャンプ場の一番の特徴は、サイト(区画)がはっきりと決められていること。サイト内にキャンピングカーや乗用車を置くことができ、同じサイト内の芝生スペースにテントやタープを立ててキャンプができるのです。テントの近くに車を停められるので、普通のキャンプ場のように離れた場所まで荷物を運ぶ必要がありません。
また、最近のオートキャンプ場は施設が充実しており、シャワールームや水洗トイレ、さらにはサウナや露天風呂、温泉まで付いているところも。サイト内にAC電源の設備や流し台、水道などを備えているところではその場でクッキングもできます。自宅のキッチンでするクッキングを、そのまま野外で楽しめるような感覚ですね。なかには、オートキャンプ場内に釣り堀やサイクリングコース、遊具施設、各種体験教室などが用意されていて場内で1日中楽しく遊べるところもあります。
サイト料金は普通のキャンプ場に比べて高くなりますが、初心者の方や小さな子ども連れの家族など、キャンプにも機能性を求める方であれば充実した設備のオートキャンプ場がおすすめです。
キャンプ場普通のキャンプ場ではフリーサイトが一般的。オートキャンプ場のようにサイトが区画整理されているわけではなく、エリア内のテントスペースに自由にテントを張ってキャンプを行います。オートキャンプ場との一番の違いは、やはりサイト内に車を停められない点。車は駐車場に停め、キャンプに使う荷物はテントまで運びます。また、サイト内に水道設備やAC電源などは備えていないのが普通なので、他のキャンプグループと共同で流し台などを使用します。
近年は、水洗トイレやシャワールームを備えていたり車を停められるフリーサイトを設けているようなキャンプ場も出てきましたが、まだまだそうでないキャンプ場が多くあります。本来日本のキャンプ場は、登山の愛好家などが宿泊のためのテントを張るスペースとして発展した経緯があり、キャンプ場で楽しく遊ぶというよりは 登山や散策のためのベースになる場所だったのです。
“自然の中で過ごす”という、キャンプ本来の醍醐味を求めるのであれば、従来のキャンプ場は魅力的かもしれませんね。
文:油井 恵里香
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