21知っていると安心!バッテリー上がりの応急処置

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不意に起こる車トラブルで多いのが、バッテリー上がり。
ヘッドライトは5時間。ルームランプは40時間ほどつけっぱなしにしてしまうとバッテリー上がりが引き起こされてしまうそうです。スマートキーを使っているとちょっとした油断で電気系統のスイッチを切り忘れてしまう、なんてことも。起きてしまったバッテリー上りは仕方がありません。慌てず解決する手順さえ知っていれば大丈夫。
どうしても車を動かさなければいけない場所などで起こってしまうと厄介ですが、応急処置の方法を知っていればとりあえず修理工場までは車を走らせられます。以下にバッテリー上がりの応急処置についてまとめてみたので、ぜひ覚えておきましょう!

ジャンピングスタートで応急処置! 不意に起こってしまったバッテリー上がりには、「ジャンピングスタート」で対応するのが一般的。ジャンピングスタートというのは、他の車から一時的に電気を分けてもらうことでエンジンを始動させる方法です。
このジャンピングスタートには、「ブースターケーブル」と呼ばれる2本のコードと、救援車が必要になります。
ブースターケーブルは赤と黒で一組になっている専用ケーブルで、車用品店に行けば販売されています。いざという時に備えてトランクルームに常備しておきましょう。電気を分けてもらうための救援車は、自宅で起こってしまったならご近所の車に、出先であれば近くの親切そうな人にお願いしてみましょう。バッテリーの電圧が同じである必要がありますが、乗用車ならほとんどが12Vです(トラックは高圧なので使えません)。

ジャンピングスタートの手順 ジャンピングスタートを行う前には、必ずケーブルの点検もしっかり行ってください。断線していないか?被膜の破損はないか?バッテリー端子を挟むクリップは壊れていないか?などきちんとチェックし、もし異常があれば使わないようにしましょう。
ケーブルに問題がなければジャンピングスタートの開始です。救援車を横につけてボンネットを開け、エンジンを止めてからブースターケーブルを繋ぎます。その際、端子を繋ぐ手順を間違えないようにしましょう!

ジャンピングスタートイメージ

「バッテリー上がりの車のプラス」→「救援車のプラス」→「救援車のマイナス」→「バッテリー上がりの車のマイナス(端子でなくエンジンの金属部分等)」の順番が正解です。
ケーブルがきちんと繋がったら、救援車のエンジンをかけてアクセルを踏み、回転を少し高めに保ちます。そして次に、バッテリー上がりの車のスターターを回し、エンジンを始動!始動できたら、繋いだ時とは逆の順番でケーブルを外します。
※ブースターケーブルの取り扱い説明書は必ず一読しておきましょう。

以上でジャンピングスタートは成功ですが、まだ油断は禁物。バッテリーが一度上がってしまった車というのは、エンジンを切ってしまったらもう二度とかからない…という可能性もあります。修理工場へたどり着くまでは、エンジンを切らないようにしましょう!

文:油井 恵里香

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