大型二輪免許の取得費用と条件 | 合宿免許なら運転免許トロッカ!
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大型二輪免許を取得すれば、自由な風を感じながら長距離ツーリングや高速道路での走行を楽しむことができます。大排気量バイクのエンジンのパワーとトルクは格別で、高速走行時の安定性も抜群です。そのため、長時間の運転でも疲れにくく、快適なライディングが楽しめます。大型二輪免許を持つことで高速道路や二人乗りが可能になり、ツーリングの幅が一気に広がります。今回はそんな大型二輪免許の費用、期間、そして取得方法、そして普通二輪免許との違いについて詳しく解説します。
大型二輪免許とは?
大型二輪免許は長距離の移動や高速道路での走行を楽しみたいライダーにもってこいの免許です。 大排気量のバイクはエンジンからのパワーやトルクが大きいだけでなく、直進時や高速走行時の安定性に優れるため負担がかなり軽減されます。 ハンドリングやシフトチェンジの頻度も少なくて済むため、長時間運転を楽しみたいライダーにはぴったりです。 正式名称は大型自動二輪車免許、この免許を取得することでさまざまな可能性が広がります。まずはそんな大型二輪免許の基本情報についてご紹介します。
大型二輪免許の概要
大型二輪免許は、400cc以上の排気量を持つバイクを運転するための免許です。MT免許とAT免許の2つがあり、AT免許は2019年7月22日から排気量制限がなくなりました。取得の年齢条件は18歳以上で、大型自動二輪免許の正式名称は「大型自動二輪免許」です。免許取得のメリットは、排気量無制限であらゆるバイクに乗れることです。例えば、400cc以下のバイクはもちろん、1000ccを超えるリッターバイクにも乗ることができます。
一方、AT免許はかつて400ccを超え650ccまでのAT車に乗ることができるようになる免許でしたが、2019年7月22日に警察庁が排気量上限を650ccから無制限とすることが発表され、MTと同様の分類となりました。AT限定の大型二輪免許は、大型スクーターが増加し人気が高まった2005年に導入されました。この免許を取得するための年齢条件は、18歳以上です。
大型二輪免許の概要
大型二輪免許を取得すると、排気量制限なしで多彩な大型バイクに乗れるようになります。高速道路での安定した走行や大容量の荷物の積載も可能です。また、リッターバイクと呼ばれる1000cc以上のエンジンを搭載したバイクは、そのパワーとトルクで普通二輪免許のバイクとは比べ物にならない走りを実現します。さらに、その大型の車体は安定性が高く、長距離走行も快適です。スポーツ、ツアラー、ネイキッド、アメリカンなど、さまざまなジャンルのバイクを自由に楽しむことができるでしょう。さらにバイクの魅力を存分に楽しむことができることでしょう。
大型二輪免許のメリット
大型二輪免許を取得することでバイクライフは劇的に広がります。その最大のメリットは排気量無制限で多種多様な大型バイクに乗れることです。リッターバイクと呼ばれる1000cc以上のバイクは、その圧倒的なパワーとトルクにより、普通二輪では体感できない走りを実現します。高速道路では安定した走行が可能で、大容量の荷物も積載でき、長距離ツーリングの快適さに驚くことでしょう。
大型バイクはジャンルも豊富です。スポーツバイクのスピード感、ツアラーの長距離走行性能、アメリカンバイクの重厚感など、あなたの好みに合わせたバイクを選べます。これにより、バイクライフの幅が大きく広がり、新たな冒険や発見が待っています。 さらに、大型二輪免許を持つことでバイクイベントやツーリングクラブへの参加も容易になり、同じ趣味を持つ仲間との交流が深まります。
もし、バイクの運転を趣味としていくのなら、大型二輪免許を取得することはバイクライフ全体を豊かにする大きなステップとなることでしょう。
大型二輪免許と普通二輪免許の違い
大型二輪免許と普通二輪免許の主な違いは、排気量制限とバイクの種類です。大型免許は、400cc以上のバイクを運転できますが、普通二輪免許は50cc~400ccまでのバイクに制限されます。 もちろん、大型二輪免許でも普通二輪免許で乗車可能なすべての車両を運転可能であるため、バイク乗りのステップアップとして取得される免許と言えるでしょう。
大型二輪免許の取得条件や費用、期間について
大型二輪免許を取得するには、いくつかの条件があります。
大型二輪免許の取得条件と年齢制限
まず年齢制限が設けられています。 年齢制限は満18歳以上。両眼の視力は0.7以上、かつ片眼の視力が0.3以上であること。視力は眼鏡やコンタクトを使用しても問題ありません。 赤、青、黄色の色彩判別能力と、オートバイの運転に必要な運動能力・ 10メートルの距離で90デシベルの警音器が聞こえ、運転に支障をおよぼす恐れのある四肢または体の障害がないこと。これらは他の運転免許とほぼ同様の条件です。
いきなり大型二輪免許を取得することもルール上問題はありませんが、大型バイクは総重量200㎏ を超えるものもあるため、実際的な問題としてはその重量物を自身が操れるかは考慮する必要があります。また、合宿免許では普通二輪免許を所持していないと入校できないケースがほとんどです。
大型二輪免許の取得費用
大型二輪免許を取得するには費用がかかります。実際的な問題として教習料金は免許取得の最大コストの一つです。大型二輪免許の教習料金は、自動車学校や地域、オフシーズンとオンシーズンで異なりますが、おおよその目安は以下の金額となります。 普通二輪免許を持っている場合、9~15万円 一般的にはいきなり大型二輪免許に挑戦する方は少数で、普通二輪免許からステップアップとなるため、10万円前後のコストが一般的です。
また、試験費用も必要で、免許試験場での試験や受験料、取得時講習料などに約2万3000円かかります。さらに、必要な装備としてヘルメットやグローブ、ライディングジャケットなどがあり、約5万円から10万円が必要です。一部の教習所では装備をレンタルできる場合もあるので、事前に確認することをおすすめします。
※最短で大型二輪免許を取得可能な合宿免許教習所は以下のページをご確認ください。
普通二輪・大型二輪の合宿免許一覧
いきなり大型二輪免許を取得する方法
大型二輪免許をいきなり取得する方法には、一発試験で直接取得する方法があります。他の免許を既に所有しており、運転経験が豊富で自信がある方は、この一発試験に挑戦することで大幅なコスト削減が期待できます。しかし、一発試験の合格率は一般的に10~20%程度と非常に低く、それに伴って合格までの道のりも険しいものとなります。
大型二輪免許を一気に取得するステップ
一発試験のステップはほぼすべての免許で同一です。 一発試験のステップはほぼすべての免許で同一です。 試験では、適性検査、学科試験、技能試験を受けます。試験に合格すると、所定の講習を受ければ免許取得が可能です。
合宿免許や通学での取得に比べて大幅に安く見えるかもしれせんが、問題となるのが合格率。 令和4年警察庁の統計によれば大型二輪(MT)の一発試験の合格率は15.4%、大型二輪AT限定の場合は13.3%とかなり低い水準となっています。また、一発試験は何度でも受験することができますが、そのたびに受験料や試験費用がかかるため、合格までの負担は重くなります。
一発試験は時間と費用の節約になる可能性がありますが、通常の試験よりも厳しくみられることが一般的なため、平均するとおおよそ10回前後の受験が必要となり、結果的に合宿免許よりもコストがかかってしまう場合がほとんどです。
大型二輪免許教習所の費用と給付金制度
残念ながら大型二輪ccccc免許には補助金の類は存在していません。 費用を抑えるには以下のように取得費用のかけ方を工夫する必要があります。
合宿免許を利用する
免許取得費用を削減したい場合、合宿免許を検討してみてください。合宿免許は一定期間、宿泊施設に滞在しながら集中的に教習を受ける方法です。これにより、効率的に教習を進めることができます。
閑散期に入校する
合宿免許の費用は季節によって変動します。4月~6月・10月~2月はオフシーズンであり、オンシーズンと比べて料金が割安になることがあります。
キャンペーンや割引制度を活用する
合宿免許には、一定の条件を満たすと料金が割引されるキャンペーンや割引制度が存在します。これらを利用することで費用を抑えることができます。
ストレートでの合格を目指す
教習所や運転免許センターでの試験に合格することを第一に考えましょう。再試験を受けると都度試験手数料がかかりますので、ストレートで合格を目指すことが費用節約につながります。大型二輪免許の教習内容について
大型二輪免許の教習内容は、1段階と2段階の2つのフェーズから成り立っており、合計で12回の教習が必要です。1段階では、基本的な操作(車両の起こし方、発進、加速、停止、進路変更)に加えて、坂道発進、一本橋、スラローム、S字、クランク、急制動などの課題が含まれています。2段階では、シミュレーター教習を1回受ける必要があり、また第2段階では3回のシミュレーター教習が行われます。
大型二輪免許を取得するためには、指定自動車教習所に入学・入校し、免許取得の前提条件となる適性検査(視力・聴力・運動能力検査など)を受ける必要があります。また、既に所有している免許によっては、一部の講習を免除される場合があり、それにより免許取得までの時間を短縮できます。
大型二輪免許の学科
大型二輪免許の学科教習は、普通自動車免許を保有している場合、たった1時限で済みます。一方、小型限定普通二輪免許や普通二輪免許を既に取得している場合、学科教習は不要です。 大型二輪免許の学科試験は、通常、運転免許試験場で実施されます。この試験では、合格するためには100点中90点以上を獲得する必要があります。
大型自動二輪免許取得に必要な時間とスケジュール
大型二輪免許の取得期間は、持っている既存の免許によって異なります。普通二輪免許を保有している場合、最短で6日間で取得可能です。一方、普通自動車免許を持っている場合、最短で14日間で取得できます。何も免許を持っていない場合でも、最短で16日間で免許を取得できます。
大型二輪免許の教習で躓きやすいポイント
大型二輪免許の取得は車両が大型なぶん難易度が高く、最初のチャレンジで躓きやすいポイントがいくつかあります。取得経験者の声から注意点をまとめてみました。
ニーグリップ
大型バイクを自由自在に乗りこなすにはニーグリップのテクニックが不可欠です。このテクニックは、膝や太ももを使ってバイクの燃料タンクをしっかり挟むもので、大型二輪とライダーの一体感を生み出し、運転の安定性を向上させます。とくに急なカーブやコーナー、加速・減速時には、しっかりとしたニーグリップが必要です。ニーグリップは大型バイク特有の技術というわけではありませんが、重量が大きく車体の制御の難易度が高い大型の車種ではより重要度の高い技術となります。ニーグリップを使いこなすことにより、自然な感覚でバランスを保ち、より安定した運転が可能です。
目線移動
安定した運転のコツは目線を移動させるテクニックにあります。次に進みたい方向をワンテンポ先に見ることで、体が自然に動き出し、バイクはスムーズに進路を取ります。ポイントは、ただ進行方向をちらりと見るのではなく、行きたい方向へしっかりと首を向けることです。これにより、肩も自然に動き、バイクはスムーズに曲がります。この感覚を身につけることで、大型二輪の運転がぐっと楽しくなります。大型バイクで安定した運転を実現するために、目線移動のテクニックをマスターしましょう。コーナーでは先を見、スラロームでは目線と体を連動させることで、バイクと一体感を味わえます。
半クラッチとフットブレーキ
マニュアル車での半クラッチとフットブレーキの併用は低速での安定な制御に役立ちます。クランクや一本橋などの難所でも特に効果的。このテクニックを駆使すれば、安心してゆっくり進みながら、必要な速度をピンポイントで調整できます。重要なのは、ブレーキをかける際はクラッチを切らないこと。クラッチを切るとエンジンブレーキが効かず、制動力が減少します。また、半クラッチはゆっくり行うことでエンストを防ぎ、スムーズな発進が可能。1.5秒ほどの緩やかな操作がポイントです。このテクニックをマスターするために、何度も練習しましょう。慣れないうちは難しいかもしれませんが、コツさえつかめば意識せずに使いこなせるようになります。
大型二輪免許取得のメリット
大型二輪免許を取得することには多くのメリットがあります。 パワフルな乗り物である大型バイクの運転経験は一度体験したら病みつきになることでしょう。大排気量のバイクは、高速道路でのツーリングや長距離走行に向いており、自由な気分で景色を楽しむことができます。
大型二輪免許はほぼすべての二輪車に乗車できるため、さまざまなバイクに乗る機会が広がります。異なるタイプやメーカーのバイクを試すことで、自身のライディングスキルを向上させることができます。これはバイク愛好者への大きな一歩です。」 実際的な面でも、大型二輪免許を持つことで交通手段としての柔軟性は大きく向上します。バイクは渋滞を避けるのに便利で、短い距離を素早く移動するのに最適です。大型バイクを所有することで、日常の移動がより便利になることでしょう。
もちろん、排気量が大きくなったぶん安全性などにはより一層の注意が必要です。 単なる免許取得の手段としてだけではなく、実際に大型自動二輪車の危険性や守るべきルールをしっかり把握することで有意義な教習としてください。
合宿免許の自動車学校一覧(普通車AT・MT)