05普通AT車限定の免許をMT車も乗れるように限定解除したい!
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AT限定免許を持っている方で、「仕事などでMT車に乗らなきゃいけなくなった…」「やっぱりシフト操作の楽しさを味わってみたい…」という方、結構多いのではないでしょうか?
AT限定免許所持の方がMT車を運転したい場合は、「限定解除審査」というものを受ける必要があります。ここでは、その「限定解除審査」についての情報をまとめてみました!
まずは、AT車とMT車の違いについて簡単に紹介したいと思います。
現在、路上で目にする自動車のほとんどは、AT車です。AT車とは「オートマチックトランスミッション車」の略で、自動で変速操作が行える自動車のことを指します。
アクセルを踏むだけで、何の操作をすることもなく加速・減速を行うことができます。
一方、MT車とは「マニュアルトランスミッション車」の略で、手動で変速操作を行う自動車のことを指します。AT車とは違い、運転手が自らギアやクラッチで変速操作を行う必要があります。
トラックやバス、スポーツカーなどにはMT車がよく見られますね。
さて、いよいよ限定解除審査の解説に入ります。AT車限定からMT車も運転できるようにするものが一般的ですが、車種が限定されている免許には以下のものが存在しています。
- 自動車/バイクのAT限定免許
- 普通自動二輪車免許小型限定
- 大型特殊自動車免許
- 中型自動車免許8t限定
- 準中型自動車免許5t限定
- 大型自動車免許自衛隊車両限定
限定解除審査はこうした免許証で指定されている制限を解除し、他の種別の車も運転できるようにするための審査です。これを受けずに免許の対象以外の車種を運転してしまうと条件違反となりますので注意しましょう。
AT限定解除には教習所での方法と運転免許センターでの方法があります。教習所では、最低4時間の講習を受け、審査に合格すると「技能審査合格証明書」が交付されます。 この証明書を運転免許試験場に持参し手続きを行えば、その日のうちに免許の書き換えができます。
一方、運転免許センターでは、直接技能審査を受けて合格した後に手続きを行います。技能審査は曜日が決まっている場合があるので事前に確認が必要です。審査に合格すれば、最短1日で限定解除が可能です。
どちらの方法でも審査を通過し、申請・手続きを完了すると、免許証に「AT限定解除」が印字されます。
「技能審査合格証明書」には3か月間の有効期限が設けられているので、忘れないうちに手続きするようにしましょう。
以下に、これら2つの方法の主な違いについて、簡単な表にまとめてみました。
教習所 | 運転免許試験場(直接) | |
---|---|---|
費用 | 5〜6万円 | 3千円〜 |
期間 | 3〜5日 | 最短1日 |
難易度 | 普通 | 難しい |
※費用の目安の内訳は教習所での教習料が5万円、手数料が1,400円ほど。一発試験の場合は、手数料が1,550円、試験場使用料が1,450円ほどが一般的です。 教習所でかかる費用や期間は一律ではないので、教習所に直接問い合わせをしてみましょう。
ちなみに、一般的なのは教習所に通う方法です。
教習所では、AT車とMT車の違いである変速操作をマスターするため、以下に挙げるような教習を受けることになるでしょう。
費用を抑えて短時間で解除したい場合は一発試験が魅力的ですが、いきなり技能試験を受けることになるので合格率が低くなっています。そのため教習所でしっかり練習してから臨むことをおすすめします。
費用的にも期間的にも意外と手軽に受けられるものなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
文:油井 恵里香
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